コバイケイソウ咲く霧ケ峰高原へ #2

2025年6月29日(日)
八島ヶ原湿原 鎌ヶ池越しに車山を望む
鎌ヶ池にはサギスゲ、ほとりにコバイケイソウ

物見岩からグンッと下っていよいよ八島ヶ原湿原のエリアに入ってゆく。

時間も12時を少し回りお腹もすいたので、旧奥霧小屋の所にあるトイレを借り、
ちょうどベンチが空いたのでお昼ご飯にした。
昼食後八島ビジターセンター方面に向け出発。
(トイレの所でビジターセンター方面と御射山方面に分岐するので注意!)

最初に目についたイブキトラノオ

鎌ヶ池の周りにもコバイケイソウが咲き、水の中にはサギスゲらしきも見えた。
ニッコウキスゲも少しだが咲き始めていた。

コバイケイソウ 奥右に車山

 

ハクサンフウロ

花弁が三裂するのはイブキフウロらしいが、
イブキフウロは「滋賀県伊吹山と東北地方の一部に生育」と書いてある。はて?
このような形のものは他所でも見た気がするのだけど。。。

ニッコウキスゲ

ノイバラ

オオカサモチ
このような形の植物(ハナウドとかシシウドとか)最近ちょっと焦る(^^;)

山で見るオダマキはこの黄色の物、外側は赤紫で中が黄色、外側が青紫色で中が白、と3種類あると思うのだが、
それぞれ「キバナノヤマオダマキ」「ヤマオダマキ」「ミヤマオダマキ
でいいんだろうか?

アヤメ

グンナイフウロ

コバイケイソウの大きな群落

タカトウダイ

 

ウツボグサ

 

茶色ではなく、オレンジ色が強くきれいなセセリだなぁ、と思った。

「八島ビジターセンター」には寄らず、グルッと歩き「ヒュッテみさやま」が見えてきた。

ご自慢のコーヒーを頂きたい所だが、まだその気分にならず。(13:31)
今度はコーヒーだけでなくカレーとかピラフとか、頂いてみたいな。

旧御射山遺跡
鎌倉・室町時代諏訪大明神を祀る御射山祭が開かれ、関東一円の武士団などが集い、
武芸の奉納試合を行った。
斜面に見られる段はその際の桟敷席だそう。
それ以前にも人が居住したとされる黒曜石の石器などが多数出土している。

諏訪神社隣のクリンソウは終盤

諏訪神社 (13:43)
諏訪神社参拝後は沢渡を経由し車山肩に上る。
散策後終盤のこの上りがまた辛い。時間的にも午後の陽が当たるし。

ようやく車山肩のキスゲ保護地まで登り上げ八島ヶ原湿原を振り返る。(14:29)

車山肩には多くの観光客や学校行事の生徒たちがいたので、
ソソッとコロポックルヒュッテの脇から車山湿原に下りスキー場を目指す。
右手に車山、左手に車山湿原を眺めながら、車山乗越までは何となく登りなのであとひと頑張り。

車山乗越から先はスキー場駐車場までずっと下りなので転ばないよう到着まで注意。

駐車場到着!(15:50)
車山高原スカイパークのスカイプラザでソフトクリーム、でしゅ~りょ~!

上りは 759mだったが、距離は 16.1km。久しぶりに良く歩けて良かった。
景色も期待以上に見られ、お花は種類はあまり見れなかったが、珍しいコバイケイソウの花の群落を見られて良かった。

 

コバイケイソウ咲く霧ケ峰高原へ #1

2025年6月29日(日)
コバイケイソウ咲く霧ケ峰高原

この週末、土曜日の天気が良さそうだったが出られず日曜日。午前中の天気は良さそうだが本当に晴れるかな。。。?
今年は数年ぶりにワタスゲコバイケイソウが各地で良く咲いているそうで、どちらかを見に行きたいと思っていた。
日曜日の山行なのでとにかく駐車場の確保が最優先、そんなことを考えて霧ケ峰にした。

 以前ニッコウキスゲの季節に行った時には車山肩駐車場、八島ヶ原湿原駐車場共に「2~3時間以上の駐車はご遠慮ください」などの掲示があった。この日は一日中高原を歩き回りたかったので、広い駐車場がある「車山高原スカイパーク」の駐車場を利用させえもらうことにした。
 7:00頃の到着で駐車場は余裕。トイレは写真左奥の建物、階段を下りた所が利用できた。 お店は閉まっているが飲み物の自販機はあり。
 中央高速から山梨県付近通過時は富士山も南アルプスも見えなかったが、八ヶ岳PA辺りから八ヶ岳鳳凰三山は見えていた。とりあえずこの辺りの天気はとても良い! 広いスキー場の縁をグルリと上って行かなくてはならないが、意気揚々と歩き始める。(7:19)

車山スカイプラザの脇からゲレンデを取り囲む稜線へと上がってゆく。
ひと登りで稜線の向こう側、蓼科山八子ヶ峰白樺湖方面が見える。

進行方向左にこのゲレンデ。ゲレンデ下に駐車場がある。
このゲレンデをグルリと周り、写真左上が車山。
天気も良いのでまずは車山を目指す。

ゲレンデ登りは大変なイメージだったがトレイルもしっかり整備され、
直登ではないのでゆるゆる景色を楽しみながら登って行ける。
写真中央辺りの紅い屋根が車山スカイプラザ。
何とその奥に南アルプスが見えていた!
左端が鳳凰三山、右のピークが甲斐駒ヶ岳、その奥に北岳?、その右に仙丈ヶ岳が大きく見える。
その右手前の山の連なりの中に入笠山がある。

再終盤のレンゲツツジだがこの木はまだ良く咲いていた。
奥に八ヶ岳連峰。

車山湿原、蝶々深山へはここを右。
私は先に直進で車山山頂を目指し、その後ピストンでここに戻り
蝶々深山~八島ヶ原湿原へと向かう。
この辺りニッコウキスゲがたくさん咲く所だが、まだ見られなかった。
キスゲが咲くとこの辺にもロープ柵(電気柵?)が張られる。

車山へ登って行く途中、コバイケイソウが咲く斜面の向こうに北アルプス
おぉ~、北アルプスも見えた!
ちょうど中央辺りに槍ヶ岳、右に常念岳大天井岳など。

車山山頂への登りはさすがに急になり、ひと休み。
正面に八ヶ岳。手前のゲレンデ下部の建物の辺りから
縁をグルリと上ってきた。

車山山頂と~ちゃくっ!(8:33)

遠望、左に南アルプス、右に中央アルプス

南アルプスアップ。
左から鳳凰三山甲斐駒ヶ岳北岳間ノ岳仙丈ケ岳

車山の展望デッキの向こうには中央アルプス。 手前左端は守屋山らしい。

左奥に御嶽山、右に乗鞍岳

写真右に八島ヶ原湿原、中央奥は鉢伏山
鉢伏山の背後が穂高連峰大天井岳あたり。

写真左端に八島ヶ原湿原、その背後に鷲ヶ峰、右に(写真中央)三峰山、右端奥が美ヶ原・王ヶ鼻。
背後にはうっすら北アルプス。王ヶ鼻のあたりが鹿島鎗ヶ岳。

車山山頂にはまだそれ程お花は見られなかった。
展望をグルリと見たら来た道を戻り蝶々深山へ向かう。

コバイケイソウの大きな群落が見えたので、
まっすぐ蝶々深山に上がらず、いったんコロポックルヒュッテ方面にそれて撮影。

蝶々深山到着。(9:55)
ちょっと疲れたので岩に座りおやつ休憩。

広々としたなだらかな丘が続く草原を物見岩に向かって進む。
ニッコウキスゲが咲くころはコウリンカが沢山見られたが、
まだそれ程お花はみられない。

所々コバイケイソウの群落は見られる。

このような草原を歩いていると霧ケ峰に来たな~、という感じ。
ただこの日は日影の無い草原歩きはちょっときつかった。
傘をさして歩いている人が何人もいた。

物見岩に到着。(10:38)
先ほどおやつを食べたので、ここでは岩に座って休憩のみ。

物見岩からは八島ヶ原湿原までは時々ザレた下りが続く。

ここまでに見られたお花たち。

 

 

物見岩からずっと下った一番低い辺りで沢を越える。
「何か動いた!」と思ったらカモだった。(;^ω^)
八島ヶ原湿原までもう少し。(11:10)  つづく

 

コマクサの季節 篭ノ塔山~水ノ塔山~池の平湿原 #2

2025年6月22日(日)
下山後、麓の東御市(とうみし)から眺めた山々


篭ノ登山、水ノ塔山登山を終え、池の平湿原を散策する。

まずは見晴歩道から外輪山を歩き、復路は湿原から戻る。

ホシガラスが飛んできた。

この辺りはつまの紅いツマトリソウをよく見かける。

山の上では咲き始めだったゴゼンタチバナだが、この辺りはたくさん咲いていた。

 

レンゲツツジ 全体的にはそろそろ終盤を迎える様子だった

雲上の丘から湿原を望む
奥には浅間山と外輪山

グンナイフウロはチラホラと咲き始め

見晴から三方ヶ峰に向かう途中のコマクサは随分咲いていた。
保護柵が施されているが、増えているのかな?、大きくなっている?、と心配になる。
コマクサは芽が出てから花が咲くまで4年かかるのだそう。

 

レンゲツツジの向こうに歩いてきた東篭ノ登山と水ノ塔山

白花のコマクサも元気そうで何よりだ。
というか、つぼみもあるけど既に茶色くなり始めていた。

 

花を探して撮影していたら随分と時間がかかってしまった。(15:29)
16:30には駐車場を出なくてはならない。
まぁ、ここでこの時間なら余裕はあるのだが、最後の最期でこの先ゆるゆると上ってゆくのがとてもつらいのだ。

振り返って鏡池ほとりのレンゲツツジ斜面

ハクサンチドリもつぼみが多かったが、良く咲いていたものがひとつ

あとは今年も会えて良かったお花たち

 

 

 

 

無事16:00前に散策を終えることができた。

下山後は東御市にある「HARVEST NAGAI FARM」にてご褒美スィーツ、チェリーヨーグルトパフェ(期間限定)。
牧場のソフトクリーム、ジェラート、ヨーグルトとチェリーソース?は非常に爽やかでペロリ、美味しかった~!(*^_^*)

日曜日、帰路の関越道は渋滞なので「あぐりの湯こもろ」で汗を流して帰る。
眺めもお湯も良いし、野菜も買えるしね~。
なんと入口にガンダムのマンホール。なんで? こう言う事らしい ↓
ガンダムマンホールプロジェクト小諸市
ガンダムマンホールプロジェクト
あなたの街にもあるかも?

景色もお花もたくさん見ることができて、この日も楽しい一日だった!